鎌倉発横須賀線通勤事情 その2
その1をアップしてからも引き続き通勤事情をウォッチしているのだが、乗り客が多くないと書いた大船や戸塚で多くの人が乗ってきたり、大半が座れると書いた品川で立ち客が目立ったりする日があって、あてにならないレポートしちゃったかなあ?と自信なく首をかしげることもあった。
車内状況は日々異なること、前にも書いたように車両によって大きく事情が変わってくることをご理解いただいて、長い目でもって読んでいただきたいと願うばかり。
毎日の習慣はなかなか変えられなくて、 朝乗り込む車両はいつもほぼ同じところ。
前から1~3両目で、横長座席の通勤電車仕様ではなく、ボックス席と、2人もしくは3人横並び席の組み合わせからなる。グリーン車を挟んで後方は通勤電車仕様だ。
もっと快適な車両があるかもしれないとは思うのだが、通勤3カ月で習得した座るためのノウハウを適用するには同じ環境でないとだめなのだ。
ノウハウと言ってもたいそうなものではない。
電車通勤をしている人ならば、わざわざきくまでもないものであろう。
でも、当たり前のことが当たり前のように書かれている本が大ベストセラーになっていることからして(「最近読んだ本」参照)、当たり前のことを今さらながら他人からきく、ことに意味がないとは言い切れない。
能書きはさておいて、さっそく紹介することにする。
[通勤電車で座るためのノウハウ]
・座り客の服装をチェック
スーツを着ている人は、都心部に出勤しているサラリーマンが多く、遠方までなかなか降りない可能性が高い。横浜で降りれば運が良いほうで、品川・新橋・東京まで下車しないことを覚悟した方がよい。これらの人の前に立つことはできるだけ避ける。
カジュアルな服装や工場の作業服を着ている人は、肉体労働系の仕事をされている方や学生が多く、そもそも長距離通勤をする傾向にない。大船・戸塚・東戸塚・横浜での下車が期待できる。ただ、最近はビジネスマンでも非スーツの人が増えてきているので、その人が日本経済新聞を読んでいるかどうかで、スーツ組かどうか判断して欲しい。
観光客は下車駅がマチマチでなので注意が必要。時間帯からして多くはないが。
・座り客の性別をチェック
男性よりも女性の方が長距離通勤への耐性が低いようで、早い段階での下車が期待できる。
女性の前に立つように心がける。
・座り客の様子をチェック
寝ているか起きているかも重要だ。
起きて、特に新聞や本を読んでいない人は下車駅が近づいている可能性が高い。
一方、首をうなだれて熟睡しているような人は望みが薄い。他へ移動したほうがよい。
・座り客をおぼえる
日々状況は変われど、多くの乗客はいつも同じ時間の電車に乗り、乗る位置まで決めている。
同じ乗客にでくわすことは珍しいことでもなんでもない。
立っている間、座り客を覚えるように心がけ、その客がどこで降りるかを把握し、次に活かす。
・ボックス席の前に立つ
ボックス席前の通路は、横並び席より幅が狭くて居心地は良くないのだが、中央に立てば1ボックス4座席分を自分の支配下に置ける。横並び席なら基本的に自分の目の前の1席だけだ。4倍も可能性が高まるのだ。
・横並び席の前に立つときは、2人用を選ぶ。
2人用横並び席の前は、大人が2人並んで立つには少々狭く居心地が悪い。
よって、1人既に立っているときは、その隣はなかなか埋まらない可能性が高い。
つまり、自分の目の前とその隣の2席分を支配下に置くことができ、座れる可能性が高まる。
今思いつくノウハウは以上だ。
座るのと立つのとでは体力の消耗度合いとともに、精神的な疲労度合いも断然違う。
立っていると、横の人のひじ、後ろの人の体や荷物がぶつかったり、足を踏まれたり、痴漢に間違われたりで、いろいろと気遣いやトラブルがあるものだ。
少しでも消耗を減らすために、いくばくかの賢さを身につけよう。
まあ、概ね「運」に左右されることは言わずもがなではあるが。
下り(帰路)については、時間帯が広すぎ、その時間帯によって状況がまったく異なるので、様子を語るのは省略。
また、新しい発見があればレポートしたい。
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コメント
11月1週目の戦績。
1日:横浜、2日:横浜、3日:(祝日)、4日:新橋、5日:大船
投稿: 新参者 | 2004.11.07 04:04